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「リレーエッセイ」AIYのすすめ (河野洋介)

みなさんこんにちは。
電波博士からエッセイのバトンを受けた、プラザ大分の電波塔こと河野洋介と申します。

今回はIT技術を愛し、IT技術に踊らされている私がgoogleが提供しているAIYプロジェクトについて書きたいと思います。

本業はプラスチックフィルムの加工屋ですが、脱プラ運動真っ盛りの昨今、プラスチックフィルムの魅力を語るのはしんどいのでまた次の機会ということで。。

さて、「AIY」とはなんでしょう。という話からですが
皆さんご存知のDIY(Do-It-Yourself:自作しようぜ)とAI(Artificial-Intelligence:人工知能)を合わせた造語で
「人工知能を自作しようぜ!」的な意味の言葉です。
googleがAIYプロジェクトと称して2種類のAI自作キットを発売しております。

一つは音声認識AIを自作できる「ボイスキット」と
もう一つは画像認識AIを自作できる「ビジョンキット」です。

とっつきやすいのは「ボイスキット」の方で、いわゆるスマートスピーカーと同じく人の言葉を認識してくれます。
「ビジョンキット」は触ったことがないのですが、撮影したものが「リンゴだ!」とか「バナナ!」とか認識してくれます。たぶん。

昨年プラザのIoT開発チームで試作した音声で動くキャタピラロボット「哲也1号」は「ボイスキット」を使用して作成されました。

「AIとか難しそうだなー」と思われている方が多いと思いますが、実はそんなことはなく、とても単純な仕組みで動いています。

まず、「ボイスキット」の役割ですが基本的に以下2つのことしかしていません。

・音声を取り込んでインターネット上のコンピュータ(いわゆるクラウドサービス)に送り、文章化してもらう。
・文章に指定されたキーワードが含まれていれば、指定された端子に電気を流す。

 

ね!簡単でしょう?

音声認識うんぬんの難しいところはクラウドAIサービスに丸投げして、返ってきた文章を元に煮るなり焼くなりすればよいわけです。
例えば「哲也1号」の場合は文章に「前」というキーワードが含まれていれば前進するモーターに電気を流すというプログラムで動いています。

プログラミング言語とかわからないよ?という方もご安心ください。
最近はコードの打ち込みなしでも直感的にプログラムが組めるツールもあります。

AIは昨今とても注目されており、興味がある方がたくさんおられると思いますが、
この記事を読んで最近のIT技術の一端を身近に感じていただければ幸いです。

ちなみに内容が難しすぎてお蔵入りしかけている「哲也1号」の制作奮闘記のリンクを貼っておきます。
興味がある方はご覧ください。

「平成30年度 プラザ大分IoT製品開発案件レポート」
https://sites.google.com/view/plaza-share/home

■会社名:協和包材㈱
■氏 名:河野 洋介
■プラザ大分会員歴:5年目
■入会のきっかけ:元々弊社の社長が入会しており、引き継ぐ形で入会させていただきました。
■プラザ大分に入会してよかったこと:年齢に関係なく、多種多様な人と交流でき、自社だけではできない経験やチャレンジができることです。
■次回執筆者の指名:言葉の魔術師こと佐伯印刷㈱の後藤有さんお願いします!乞うご期待!!