/「リレーエッセイ」「Robotic Process Automatic(略:RPA)」(甲斐達夫)

「リレーエッセイ」「Robotic Process Automatic(略:RPA)」(甲斐達夫)

皆様お世話になります。株式会社オーガスの甲斐です。
豊國建設の池邉慶太様よりご指名頂きました。ご指名ありがとうございます。

弊社、株式会社オーガスは「プロダクトセール」「自社開発ソリューション」「パッケージソリューション」「セキュリティソリューション」「カスタマエンジニア」「インストラクション」「運用サポート」の部門にてエンドユーザー様のご支援をさせて頂いております。

私は、「プロダクトセール」部門に異動になり3年目になります。以前は、「自社開発ソリューション」部門にて、エンドユーザー様の基幹業務の開発及び運用サポートを行ってまいりました。

さて、表題としております「Robotic Process Automatic(略:RPA)」という言葉をご存知でしょうか?

決まりきって面倒だが、仕事上は必要だからやらざるを得ない作業や、システム化するには費用対効果が見合わないから、労働者でがんばるしかなかった作業を人間に代わって行う技術が「RPA(ロボティック・プロセス・インフォメーション)」になります。

現在、このRPAに日本中の企業が熱い視線を注いでいます。

なぜか?それは、労働者の人手不足を解消し、働き方改革の土台を作る即効薬と期待されているからです。

RPAは労働者のPC操作を記録して、それをそっくりそのまま再現する技術のことをいいます。ロボティックという言葉が入っていますが、実際はソフトウェアになります。デジタル技術が生み出した働き手、「デジタルレイバー(労働者)」と呼ばれることもあります。

では、実際に経理業務にRPAを導入した企業で、ロボットと協働し得られた効果をご紹介します。

1.働き方改革
・残業時間の短縮、休日出勤の減少などワークバランスの改善

2.業務プロセス見直しに伴う効率化と単純ミスの減少
・労働者が実施する作業とロボットに任せる作業の整理(長年固定化されていた業務プロセスを見直す機会)
・ロボットの作業ミスはゼロ

3.人財育成への貢献
・経験の浅いメンバーが単純作業をせず、作業の意味合いを理解する時間を取れるようになった。
・時間に余裕ができ、他の仕事を覚える時間が多く取れるようになった。

4.メンバーの意識改革
・「この作業もロボットでできないか?」「そもそもこの作業を地道に人手でする必要があるのか?このように変えてロボットにさせたらよいのではないか」など様々な意見が積極的に出るようになった。

最後に、RPAや人工知能(AI)は日本の唯一残された成長戦略ではないかと思われます。例えば、少子化対策に本気で取り組んで成果を挙げるには50年はかかるでしょう。経営者のみなさまが、今すぐできるのは、RPAなどの技術を使って従業員の労働環境の改善を行う事ではないでしょうか。これからの将来を見越して、今から一歩踏み出すことが必要かもしれません。

・会社名:株式会社オーガス
・氏 名:甲斐達夫
・プラザ大分会員歴:初年度
・入会のきっかけ、経緯:上司からの指名
・プラザ大分に入会してよかったこと:他業種の方のお話が聞ける事です。
・バトンを渡す相手:株式会社the ground noise 裏正亘さん お願いします。